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世良京子:天体の音楽
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Published: June 02 2014
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宙に浮かぶ円形や四角形、惑星の軌道のような線。世良京子はそうした幾何学的形態や記号的なモチーフを用いながら、人の心の深い部分にひそむ普遍的なイメージを表す美術家です。ニューヨークを拠点に活動していた2000年代に、絵画5点を十字型に配置する組作品「クロスモデル」を制作していましたが、今回の個展では3組の「クロスモデル」(絵画計15点)を解体し、新たな絵画作品などと組み合わせたインスタレーションを発表します。

それぞれの絵画の長辺は50~130センチ程度。モチーフは一様ではありませんが、天体のイメージに結びつく幾何学的形態が印象的です。それらは目に見えないものの視覚化であり、何かを解明する手掛かりのような存在を思わせます。写真は、北九州市にあるアートスペース、Operation Tableでの世良京子のインスタレーション「トンネルのむこうに」の展示風景(撮影=榊旻史)。

[作家プロフィール]
世良京子(せら・きょうこ)
1957年 福岡県生まれ
1981年 東京造形大彫刻科卒
1994年 第1回VOCA賞受賞
「現代美術の展望—\'94FUKUOKA 七つの対話」(福岡県立美術館)
1999年 「北九州ビエンナーレ 繰り返しと連続性の美学」(北九州市美術館)
2000年 文化庁新進芸術家海外派遣制度によりニューヨーク滞在
2001年 資生堂椿会展/SHISEIDO GALLERY (2005年まで5回)
渡米、ニューヨークを拠点に活動
2007年 Making A Home- Japanese Contemporary Artist in New York(Japan Society, New York)
2008年 Kaleidoscope: Abstraction in 10 ways(The Harold B. Lemmerman Gallery, New Jersey City University, New York)
2012年 帰国


全文提供:橘画廊
会期:2014年6月3日(火)~2014年6月28日(土)
時間:12:00ー19:00 (6月28日は午後5時まで)
休日:日・月
会場:橘画廊
Last Updated on June 03 2014
 

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