浅井力也は1984年、東京生まれ。脳性麻痺の障害を持ちながら、4歳の頃より独学で絵を学び始めたアーティスト。彼はハワイに移住を始めた頃より絵を描き始め、その色彩感覚はゴーギャン、そして構図はゴッホとも通じるところがある。その作品には「暗さ」や「死」といった不穏な雰囲気はなく、「生きる」ことの喜びに近い、明るさを見ることが出来る。昨今の世界的不況で、人の意識は暗く落ち込んでしまった。心の暗部が広がる今だからこそ、彼の純粋な明るさが必要なのではないか。

今回の個展では、絵を描き始めた頃から近年の作品まで、約15点の作品を展示。ハワイ在住の浅井力也の貴重な作品を、是非この機会に御高覧頂きたい。 art director M.K

機材提供：深瀬記念視覚芸術保存基金

作家略歴　http://coexist-art.com/asairikiya_bio.html

全文提供：　gallery COEXIST