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PICARO TARO @ 真鍋太郎 CATS' LOVE 「猫に、恋」展
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 5月 16日

「ブラッキー」
ジグレー
42.4×34.8cm

自由な形に魅せられて、広がる猫の物語  PICARO TAROの名前で、イラストやオブジェ、アートディレクションやライブパフォーマンスなど、平面・立体・空間を問わず様々なジャンルで活動を展開する真鍋太郎。ドローイングのミックスにさらにアイデアを重ねる彼の手法は、コラージュのようでコラージュでない、いわばハイブリッド・グラフィティアートとでも呼ぶべき独自の世界観を確立しています。そのシンプルな線と色彩から生まれる可愛さとユーモア溢れる作風は、ジャンルを問わず大きな魅力を放ち、観る者の心を楽しく軽やかに彩ります。  Bunkamuraでは初の展示となる真鍋太郎。これまでも動物を多く取り上げてきた彼が今回描くのは、変幻自在なフォルムが魅惑的な猫たち。マイペースで自由奔放、人との距離感も自分勝手。野生を残しているようでいて、ソフィスティケートされたしぐさで人の心をくすぐる。そんなギャップに心奪われ、手に届かない雲を描くように猫ばかり描いてしまったと、おだやかに語ります。  気分次第で大きな目がまるで宇宙のようにクルクルと動き、その色が変わる気がするくらい自由な生き方をしているように見える猫たち。彼らの生き方そのものに対する強い憧れが、真鍋太郎を制作へと向かわせる原動力となっているようにも感じられるのです。  自在に変幻するフォルムに魅せられ、楽しくて時を忘れて描いたという作品の数々は、すべて今展のための最新作。オリジナルグッズと合わせ、一堂に展覧・販売いたします。時に追われ、日々慌ただしく過ぎる時間の狭間で「LOVE&PEACE」な自由を、ぜひ感じてみてください。

[作家プロフィール]
1951年東京生まれ。立教大学経済学部を卒業。
K2にてグラフィックデザインとイラストレーションを学び、独立。
PICARO TAROの名前でイラストレーション、オブジェの制作、アートディレクションやライブパフォーマンスなど、立体・空間を問わずさまざまなスタイルを展開。
ドローイングやインスタレーションなどのアート作品を発表し続けている。
TIS(東京イラストレーターズ・ソサエティ)会員

◆ラフォーレ原宿のバンダナやマグカップをはじめとする、ノベルティグッズ制作
◆JUNKO SHIMADAテキスタイル制作
◆北山耕平さん(文)とのCD(細野晴臣さん)絵本「だから、犬はほえる」発行(クラブキング)
◆アンアンでの連載(吉本ばななさん、内舘牧子さんと、それぞれに一年間)
◆新装大橋撫松庵より「TAROのゆかた」を発表 
◆小学館の絵本雑誌「おひさま」での絵画制作
◆フェリシモ「TRIBUTE 21」チャリティプレート制作に毎年参加 
◆ジェイク・シマブクロのツアーTシャツ デザイン制作
◆その他広告ポスター、カレンダー、ショッピングバッグ、ポストカード、ブックデザイン、CDジャケットデザイン、オブジェ制作、ジャズミュージシャンとのライブペインティングなど


全文提供:Bunkamura Box ギャラリー
会期:2014年6月7日(土)~2014年6月15日(日)
時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで
会場:Bunkamura Box ギャラリー
最終更新 2014年 6月 07日
 

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