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好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム フードクリエイション+東京大学総合研究博物館
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 5月 01日

「ゲリラレストラン UNDER THE ROOF」 2012
Photo: David Nassim

今年10月9日、金沢21世紀美術館は開館10周年を迎えます。このプログラムは、みなさんと10周年の「祝宴」を作り上げ、ともに祝い、ともにあじわいながら、ミュージアムとは何か、これからのミュージアムがどうあるべきか考えていくものとなります。
その中心となるのは、あらたな「食」の価値を提案する諏訪綾子が主宰するフードクリエイションと、〈驚異の部屋〉をつくりだす東京大学総合研究博物館です。博物館の原点でもある「好奇心」に立ちかえりながら、「あじわい」をテーマに据えた、これまでにないユニークなプログラムがスタートします。
金沢21世紀美術館が2007年度より実施してきた「若者夢チャレンジ・アートプログラム」を今年度は拡大し、若者だけでなく幅広い世代の方を対象にメンバーを募集し、アーティストとともにこのプログラムを進行していきます。

[作家プロフィール]
フードクリエイション / 諏訪綾子(すわあやこ)
フードクリエイションを主宰する諏訪綾子は1976年石川県羽咋市生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、2006年より「そのコンセプト 胃まで届けます」のキャッチフレーズで新たな食の価値を提案するフードクリエイションの活動を開始します。2008年金沢21世紀美術館デザインギャラリーで「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」を開催。以降、シンガポール、パリ、ベルリン等海外での活動は目覚ましく、フードクリエイションとしての企業や自治体とのコラボレーションプロジェクトだけでなく、アーティスト諏訪綾子としての表現にも挑みつづけています。その活動を代表するのが「ゲリラレストラン」と「ジャーニー・オン・ザ・テーブル」です。「ゲリラレストラン」は、ありそうにない場所に突然現れ、数日後にはなくなるレストラン。「感覚であじわう感情のテイスト」をフルコースであじわうことができます。「ジャーニー・オン・ザ・テーブル」は、渡り鳥のように体感する、感覚の旅の特別なメニューです。本プログラムでは、「ゲリラレストラン」や「ジャニー・オン・ザ・テーブル」のあらたな展開が生まれるかもしれません。

東京大学総合研究博物館
東京大学総合研究資料館の改組拡充により、平成8(1996)年 東京大学総合研究博物館が発足。国内最初の「大学博物館」(教育研究型ユニヴァーシティ・ミュージアム)として、先端諸学を推進する研究教育機関であると同時に、「モバイルミュージアム」「学校モバイル」など新しい学芸事業のあり方について、各種実践を通じて社会提言をおこなう先導的な実験ミュージアムの役割を担っています。とくに膨大な蓄積量を誇る「東京大学コレクション」のなかから、希少性や学術性において瞠目すべき「学術標本」のミュージアムコレクションとしての価値に着目し、〈驚異の部屋〉の展示も多数行っています。



協力アーティスト
Nick Yen(顔 誌呈)/ デザイナー
菱川勢一(DRAWING AND MANUAL)/ 映像作家、写真家、脚本家、作詞家
福岡南央子(woolen)/ グラフィックデザイナー
藤原工(灯工舎)/ 美術照明家


全文提供:金沢21世紀美術館
会期:2014年4月26日(土)~2015年3月31日(火)
時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
休日:月曜日(ただし、4月28日、5月5日、7月21日、8月11日は開場)5月7日、7月22日、9月16日
会場:金沢21世紀美術館
最終更新 2014年 4月 26日
 

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