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笠井正博:大きな樹の下で
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 4月 15日

「大きな樹の下で」
2014年
水性セリグラフ 38×60cm

木漏れ日から描かれる、光の輪のメッセージ

自然との共鳴から快いリズムを作品で表現している笠井正博。宇宙の一つである惑星に住む生命体として、外界の刺激に反応しながら生きるリズムの中で一瞬の美を見出してきました。そこから生みだされる作品群は、雨、雪、風、波、森、海、味、香、祈りなどの自然と密着したテーマと自身の五感を取り入れて制作されています。

作品が生まれる瞬間を、「太陽系第三惑星に暮らしているとこの星独特の美しい現象に出会う事がある。日常生活で味わう喜怒哀楽とは少し違った心の震えを感じ、自分の体内リズムと同調するような感覚を得る。そんな時、僕の絵が生まれる。」と語る笠井。

Bunkamuraでは6年ぶりとなる今展は、「木漏れ日」をテーマとした新作版画を中心に展示・販売いたします。「天からのメッセージ」である地上に描かれた光の輪を、お気に入りの散歩道の欅を通じて、見つけた笠井。五感を研ぎ澄まして生まれた作品たちは、鑑賞者に様々なイメージを投げかけてくれることでしょう。新緑芽吹く季節、自身の体内に眠る生命の鼓動に耳を澄まし、笠井の描いた快いリズムを心に響かせてみてはいかがでしょうか。


全文提供:Bunkamura Box ギャラリー
会期:2014年5月17日(土)~2014年5月25日(日)
時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで
会場:Bunkamura Box ギャラリー
最終更新 2014年 5月 17日
 

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