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山本志帆・井上花 二人展 「ふようのじゅんすい ききょうのふじゅん」~循環と煌~
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 3月 17日

山本志帆 「雨声」 910x910mm(S30) 紙本彩色(岩絵具 墨 白麻紙 パネル) 2013

井上花 「うみかぜ」 458×385mm(F8) 紙本彩色(岩絵具 銀箔 麻紙 パネル) 2014

この度、Yoshimi Arts では、 山本志帆・井上花 二人展「ふようのじゅんすい ききょうのふじゅん」~循環と煌~ を開催致します。
山本志帆と井上花は同い年で、同じ大学で日本画を学び、お互いの作品に影響を受けながら大学院を修了し、現在は共に作家として活動を続けています。大学時代の二人は類似する要素が多かったようですが、個展やグループ展で作品を発表するにつれ、其々が別の作家性を発揮するようになりました。山本志帆は個展「産土」(2012)で、人間が生きている時間とその空間を静寂で広がりのある情景に描き、井上花は個展「ものがたり」(2011)で、身近な物から受けた感覚を基に紡ぎ出された物語を、豊かな色彩で描きました。
今展では二人が、6つの文字・音からお互いが連想する言葉を一つずつ作品にしていきます。その文字・音は「ふ」「よう」「じゅん」「すい」「き」「きょう」と設定され、これらは二人が連想しやすい文字・音から選び出されたもので、特別な意味はありませんが、集めると「ふようのじゅんすい ききょうのふじゅん(芙蓉の純粋 桔梗の不純)」というフレーズになり、今展のタイトルが生まれました。また、文字・音から言葉を連想する際に、山本志帆は循環、井上花は煌というテーマを各々が設けております。二人の出発点は同じですが、各々の想像と創造により、全く異なる作品を生み出すことでしょう。

[作家プロフィール]
山本志帆 Shiho Yamamoto
1982 岐阜県に生まれる
2000 岐阜県加納高等学校美術科 卒業
2004 広島市立大学芸術学部日本画専攻 卒業
2008 広島市立大学大学院芸術学研究科絵画専攻 修了
現在 広島県在住
個展
2012 「産土」(Yoshimi Arts/大阪)
2010 「心音」(吉美画廊/大阪)
2009 「心音」(大丸神戸店アートギャラリー/神戸)


井上花 Hana Inoue
1982 広島県に生まれる
2006 広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻 卒業
2008 広島市立大学大学院芸術学研究科修士課程 修了
現在 東京都在住
個展
2011 「ものがたり」 (Yoshimi Arts/大阪)
2009 「カ・ラ・フ・ル・ず」 (吉美画廊/大阪)


全文提供:Yoshimi Arts
会期:2014年4月7日(月)~2014年4月27日(日)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月曜、祝日
会場:Yoshimi Arts
最終更新 2014年 4月 07日
 

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