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neoneo展 Part1[男子]:ネオネオ・ボーイズは草食系?
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 8月 05日

梅津庸一≪フロレアル≫2004-2007年|油彩、綿布、板|119.3x229.6cm|画像提供:高橋コレクション copyright(c) Youichi UMETSU

田代裕基≪炎天華≫2007年|水彩、アクリル絵具、金箔、楠|245x300x300cm|画像提供:高橋コレクション copyright(c) Hiroki TASHIRO

ネオテニー・ジャパン世代の弟・妹世代ともいえる、今もっとも注目される若い世代の作家を男性と女性に分けて展示。高橋コレクションから、それぞれ15〜20人の絵画、彫刻、映像、インスタレーションなどバラエティに富む表現方法の作品を選ぶ。「草食系男子と肉食系女子」といった、今の時代の空気が凝縮された形で、そこに反映される。

【出品作家】
雨宮庸介、岩永忠すけ、梅津庸一、大竹竜太、大野智史、川島秀明、倉重迅、小出ナオキ、小西紀行、小橋陽介、佐藤允、竹川宣彰、田代裕基、田中功起、谷口真人、彦坂敏昭、日野之彦、宮崎勇次郎、山本竜基、渡抜亮

【関連イベント】
9月6日(日)トークイベント(出品作家×高橋龍太郎)、9月27日(日)、10月11日(日)

※全文提供: 高橋コレクション


会期: 2009年8月1日-2009年10月18日
会場: 高橋コレクション

最終更新 2009年 8月 01日
 

編集部ノート    執筆:小金沢智


歴史的に見ても、美術品の蒐集が政治的な行為であることは言うまでもないが、「ネオテニー・ジャパン」に加え、それに続く「ネオネオ・ボーイズ」という閉口せざるをえないネーミングからは、言葉という強力なツールを用いて時代ないし作家、あるいは作品を一つの概念に定着させてしまおうというきわめて政治的で暴力的な思考が見て取れる。その点で本展は、必ずしも作品だけを見せようとするものではなく、それらのコレクションを歴史的、社会的に位置づけたいという主催者側の強い欲望を見せるものだ。つまらない言葉を宛てがわれた作家は悲劇である。


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