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土田ヒロミ:フクシマ2
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 1月 06日

「フクシマin 広島」会場風景

土田ヒロミ氏は、その長いキャリアの中で、「俗神」や「砂を数える」などの初期作品から、「Ageing」「ま つり」などに到るまで、常に先鋭的で斬新な仕事を継続してきました。さらに、そういった仕事と並行 する形で、1975 年からスタートした広島での撮影は、被爆者「ヒロシマ1945~1979」と、街の風景を記 録「ヒロシマ・モニュメント」、広島平和記念資料館におさめられている被爆資料や遺品「ヒロシマ・コレ クション」などへも派生していき、写真で記録することの意味を深く問い続けています。その土田氏が広島での経験をふまえて、2011 年3 月11 日の東日本大震災で甚大な放射能被害 を受けている福島を撮影しています。本展ではその仕事の中から動画映像作品を二つの会場に分 けて展示致します。原発事故という現在進行中の出来事を捉えるために、一眼レフカメラの動画撮影 機能など、最新技術を取り入れた、氏の表現の新たな側面が見える展覧会となるでしょう。
※同時期に銀座ニコンサロンにて、2014 年ニコンサロン特別企画展「Remembrance 3.11」、土田ヒロミ写真展「フクシマ」が開催されます。是非、あわせてご覧下さい。

[作家プロフィール]
1939 年、福井県生まれ。
大学を卒業後、サラリーマン時代を経て写真家となる。
・受賞 第8 回太陽賞 第40 回日本写真家協会年度 第3 回伊奈信男賞 第27 回土門拳賞など。
・個展、グループ展多数。
・写真集に『俗神』、『青い花』、『ヒロシマ1945-1979』、『砂を数える』、『パーティー』、『ヒロシマ・モニュメントⅡ』、『ヒロシマ・コレクション』、『新・砂を数える』など。最新刊に『BERLIN』がある。


全文提供:photographers' gallery
会期:2014年2月28日(金)~2014年3月9日(日)
時間:12:00 - 20:00
会場:photographers' gallery
最終更新 2014年 2月 28日
 

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