| EN |

桑名紗衣子:よどみに浮かぶうたかたは、
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 12月 11日

 

今回の展示では、表層を、イメージによって操作し、さらにbabblesによって輪郭をブラされた、装飾品のような彫刻が混在する展示をおこなう。 展示タイトルでもある方丈記の出だしの一文を、人の認識や情報の在り方と重ねたが、底に重みを沈殿させた情報の上澄みを掬い続ける現代に生きる私達が、何をもってそれらを共有し合えているのだろうか。 鑑賞者と私の、個人的な趣味嗜好やバックボーンから生まれる些細な差異の重なりを、不確定要素から成立する装飾品のような彫刻から浮かび上がらせたい-噛み合わないまま進む会話のように。

[作家コメント]
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。
世中にある人と栖と、又かくのごとし。

オープニングレセプション:  12月7日(土) 18:00 -


全文提供:Ohshima Fine Art
会期:2013年12月7日(土)~2013年1月11日(土)
時間:13:00 - 19:00
休日:日~火曜・祝日
会場:Ohshima Fine Art
最終更新 2013年 12月 07日
 

関連情報


| EN |