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ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 11月 29日

「Mombakkes II」 2007年、36 x 30 cm、カンヴァスに油彩 ⒸMichaël Borremans Courtesy Zeno X Gallery Antwerp Photo by Peter Cox 個人蔵

ベルギーのゲントを拠点に活動するボレマンスは、30代に入った1990年代半ば、それまでの写真による表現から絵画へと転向し、急速に評価の高まった作家です。ディエゴ ベラスケスやエドワール マネなど近世・近代絵画の描写に倣い、自国のシュルレアリスムの遺伝子も受け継ぐと評されるボレマンス。彼の絵画には、静けさの中に微かに謎めいた気配が漂い、観る者を深い思索へと誘います。時間的・空間的に現実から隔離され、自身の儀式や作業にただただ勤しむ人々を通し、複雑で不透明な現代社会に生きる人間を、人間の宿命のようなものをボレマンスは描き出します。
ボレマンスは、作品と厳しく向き合うため、制作数に比して、自身が完成作と認め世に出す作品数が圧倒的に少ないことが知られています。本展は、そのような作家が自身で選んだ作品30点余りを展示する稀有な機会となります。また、近年制作を始めた映像作品も紹介する予定です。


全文提供:原美術館
会期:2014年1月11日(土)~2014年3月30日(日)
時間:11:00 - 17:00
休日:月曜日(祝日にあたる1月13日は開館)、1月14日
会場:原美術館
最終更新 2014年 1月 11日
 

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