佐藤裕一郎は1979年山形県生まれ。 2005年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻日本画領域修了。 当ギャラリーにて4回目となる今回の個展では、「ice fog」というテーマで 東北の真冬の情景を描いた、幅5メートルの作品を中心とした展示をおこないます。
山形で生まれ育ち、幼い頃から体感してきた自然界の“絶対的な力”をテーマに制作しています。 昨年の個展では、ギャラリーの壁面を覆いつくす18メートルの大作を発表いたしました。 スケールの大きな作品に挑み続けていることについて、 「人間が遥か及ばない、壮大な自然のエネルギーを抽出して何とか画面に定着させたい、 最大限のスケールと圧倒的な存在感で表現したい」と語っています。
作家コメント 生命は様々なものと作用しながら存在し、始まりと終わりが混在する、茫漠とした世界に、生命の影が蠢く。 自然界すべての営みの在様、そしてその真下にある内面空間を表現したいと思っている。
佐藤裕一郎 1979年 山形県生まれ 2003年 東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 日本画コース 卒業 2005年 東北芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科 芸術文化専攻 日本画領域 修了
個展 2004年 なびす画廊(東京) 2005年 ガレリア・グラフィカbis(東京) 2007年 砂丘館(新潟) 2007・08・09年 ギャラリー58(東京) 2007・08年 画廊フルムーン(新潟) 2009年 「アートがまちに繰り出す」 芝川鋳造(川口) 2009年 新潟絵屋(新潟)
主なグループ展 2005年 「I'm here アートを生きる、アートで生きる5つの空間」 せんだいメディアテーク(宮城)、「東北芸術工科大学大学院修了制作選抜展」 東和ギャラリー(東京) 2006年 「そこにある。」展 アートフロンティア(東京)、「SAA」展 武蔵野美術大学美術資料図書館展示室(東京)、「BLOX2006」展 せんだいメディアテーク(宮城) 2007年 「東北ルネサンス」展 東和ギャラリー(東京)、「METAⅡ」展 神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)、「日本画滅亡論」展 中京大学アートギャラリーC・スクエア(愛知) 2009年 「METAⅡ2009」日本橋高島屋美術画廊X(東京)、高崎市タワー美術館(群馬)、東北芸術工科大学(山形) 2010年 「METAⅡ2010」 神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)、「川口新鋭作家展」 川口アートギャラリーアトリア(川口)、「ガロン第1回展」 端聖寺ZAPギャラリー(東京)、「META X 2010」 日本橋高島屋美術画廊X(東京)
その他 2002年 第13回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞受賞 2005年 第3回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞 優秀賞受賞 2009年 「川口市文化三賞」芸術奨励賞受賞
パブリック・コレクション 岐阜県宮村・豊橋市美術博物館・東京工業大学
※全文提供: ギャラリー58
会期: 2010年11月22日(月)-2010年11月27日(土)
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