細谷俊一郎展 反ユークリッド主義VI |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2017年 2月 01日 |
「反ユークリッド主義」という表明から解されるように、直線、曲線、そして無数の点が存在する細谷俊一郎のドローイングは、おそら私たちの慣れ親しんだ幾何学的空間や遠近の感覚を図示するものではないはずです。同時に「反」という言葉は、単純な否定ではなく、何らかの対称性を含意しているともいえるでしょう。「∞の謎の小箱の中に∞の迷宮がある。その∞の迷宮の最後の∞の小部屋の中心部で∞の宇宙が燦然と光り輝いている」。人間の知覚を超えて無限に折り重なる多次元の宇宙が、紙の表面という二次元の世界に切り取られたとしたら。観測し得ないものの観測としての点と線。作者の挑戦は続きます。 http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2017年2月6日(月) 〜 2017年2月11日(土) |
最終更新 2017年 2月 06日 |