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6 countries, 6 styles 
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2012年 9月 05日

6 countries, 6 styles

日本、韓国、オーストラリア、チェコ、イギリス、スペイン。

世界で活躍する6組の陶芸作家。
それぞれのカルチャーに基づいたスタイルとテクニック。
陶芸の新たな世界を発見する事ができるはずです。

<参加作家>
Gwyn Hanssen Pigott (オーストラリア)
Rafael Peréz (スペイン)
Seungho Yang (韓国)
Sasha Wardell (イギリス)
Yasuyo Nishida & Vladimir Groh (チェコ)
道川 省三 (日本)

[作家プロフィール]
Gwyn Hanssen Pigott (オーストラリア)
1935年 オーストラリア生まれ
50年代、60年代にかけては、バーナード リーチやマイケル カードゥ、ルーシィ リー等のイギリスの
近代陶芸家との交流から大きな影響を受けており、実用的な陶芸作品を制作。
60年代後半から、フランスに移る事をきっかけによりインターナショナルに活動範囲を広げていく。
73年にオーストラリアに戻り、一時タスマニアにて制作活動を行っていたが、80年代からはオースト
ラリアに再び戻り、制作をおこなっている。
2002年オーストラリア勲章受章
宋青磁を思わせる様な柔らかで奥深い色合いの釉薬を好んで使用している。
特に80年代以降からは、イタリアの画家Giorgio Morandi(1890-1964)の絵画から大きな影響を受けたボトルやボウル等で構成するインスタレーション作品にて、作品を発表している。
世界でも高い評価を受けている作家のひとり。


Rafael Peréz (スペイン)
1957年 スペイン生まれ
2007年より International Academy of Ceramicのメンバー
<受賞歴>
2008年 最優秀賞 Biennial International Ceramics(スペイン)
最優秀賞 Ceramique 14 Paris (フランス)
2009年 奨励賞 International Ceramics Competition (クロアチア)
最優秀賞 Bienal de Cerámica del Vendrell (スペイン)
2010年 グランプリ European Ceramic Context Ceramic Art Bornholm Art Museum Denmark (デンマーク)
2011年 最優秀賞 International Ceramic Competition CERCO 11(スペイン)
最優秀賞 Bienal International Artist Ceramic Competition Aveiro Portugal (ポルトガル)
土を何枚も重ねて構成する造形的なスタイルの作品は、陶芸作品という言葉には納まらないよう
な奥深さを共に彫刻的な要素が感じられる。陶芸作品だけではなく、絵画等にも制作の幅を広げ
ている。今、世界で最も注目されている作家の一人。
http://www.rafaperez.es/en/


Seungho Yang (韓国)
1955年 韓国生まれ
韓国にて伝統的な陶芸技術を学んだ後、1981年に渡英。その後は、フランス、スイスを拠点に
制作活動を行っている。韓国をはじめ世界各地でも展覧会やワークショップを精力的に開催してい
る。
彼の制作の原点となるのは、若い頃に韓国イチョンにて学んだ伝統的な陶芸技術と共に陶芸とい
う物に対する考え方であると言えるだろう。大地の一部が冷え固まって塊となり、長い年月をかけて
土となる。そして我々の手によって再び、形を成し、火を介してまた塊となる。このプロセスこそが作
品作りにおいて、非常に重要であると感じている。
作品の表面は、まるで溶岩の様に大きくひび割れ、荒々しさが見て取れる。彼の作品を見ていると
土という素材が大地に一部であるという事を再認識させられる。
http://cafe.daum.net/naori


Sasha Wardell (イギリス)
1956年 スリランカ生まれ。現在は、イギリス在住。
イギリス、フランスにて陶芸を学んだ後、フランスと窯業メーカーのロイヤルドルトンにてインダストリア
ルトレーニングを受ける。その後、ヨーロッパ各地での展覧会、ワークショップを開催している。
世界各地の美術館にて作品も収蔵されている。

<受賞歴>
2008年 入選 Sydney Myer International Ceramic Award(オーストラリア)
2010年 入選 European Applied Arts Prize (ベルギー)
ボーンチャイナを用いて、白の美しさ、透光性と同時に素材を重ねる事により生まれる色の重なりを卓越した独自のテクニックにより表現している。フォルムや色使いは非常にモダンで現代のライフスタイルにマッチした作品制作を行っている。 
http://www.sashawardell.com/


Yasuyo Nishida & Vladimir Groh (チェコ)
Vladimir Groh
1953年 チェコ生まれ
1988年 Design Centre of the Czech Republicにて個展を開催した事を皮切りに、ヨーロッパ各
地で展覧会、ワークショップを開催している。現在は、スタジオ・ポーセリンを主宰すると同時に、
Ceramic Association of Brno協会会長、Union of Visual Artists of the Czech
Republicの役員も務めている。


西田泰代
1977年 埼玉県生まれ
2000年 武蔵野美術大学陶芸科卒業
現在は、チェコに在住し、ウラディミール・グロフと共にスタジオ・ポーセリンのメンバーとして制作活動
を行っている。

鋳込みによる磁器作品を得意としている二人の作品には、突起状のデザインや幾何学的なモチ
ーフ、光沢のあるプラチナ釉が使われている。愛嬌のあるモダンなデザインの物が多く、テーブルウエ
アも非常に充実している。
http://www.studioporcelain.cz/



道川 省三 (日本)
1953年 北海道生まれ。
1975年 青山学院大学卒業
陶芸家を志し、愛知県の瀬戸窯業技術専門学校を経て、活動を始める。
2000年頃から活動の幅を海外にも広げ、ヨーロッパやアジア各国に於いて、展覧会やワークショップを開催している。
<受賞歴>
2005年 グランプリ受賞 CERANUCANISAUCO (イタリア)
卓越した轆轤技術によって土にダイナミックな動きや流れを与えており、独特の存在感のある造形が生まれている。ここ近年、海外での評価も益々高まっている作家である。
今年の4月には、弊廊でも個展を開催し好評を博した。
http://www.lessentiel-jp.com/artist_05.html
http://www.shozo-michikawa.jp/


全文提供:L’essentiel ‐レサンシエル‐

会期:2012年9月14日(金)~2012年9月24日(月)
時間:12:00~19:00
会場:L’essentiel ‐レサンシエル‐

最終更新 2012年 9月 14日
 

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