東美貴子:Fragments of time |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 4月 08日 |
東美貴子(1978年埼玉県生まれ、2001年多摩美術大学美術学部版画専攻卒業)の作品では、ぬいぐるみや、ベーグル、チョコレートなど、何気ない日常的なモノたちが、そのものの気配を壊さないようにそっと注意深く繊細な筆致で描かれてきました。 これまではペインティングとドローイングを主な表現領域としてきましたが、去年からは紙を支持体に、身近な製品のパッケージを切り取った極小のモザイクを貼り付けることで、自宅からの風景や、部屋の小物などを形作る手法を開拓しました。 日頃次々と消費されていくパッケージの断片によって、過ぎ去る日常の風景の気配をそこに留めるのですが、今回の展示ではその手法に加えて、紙そのものに縫い針で表裏から穴を開けることによって、半抽象化された風景をかたどる手法も発表されます。 写真では伝わりにくい作品群でありますので、実物をお確かめいただければ幸いです。 ※全文提供: アルマスGALLERY 会期: 2011年4月16日(土)-2011年4月30日(土)、5月7日(土)-15日(日)は土日のみ |
最終更新 2011年 4月 16日 |