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正木康子:たまゆら(くりかえされるもの)
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 14日

《月影》2009年|138.0×408.0cm|画像提供:ASK? art space kimura copy right(c) Yasuko MASAKI

水墨画では、茶墨、面相筆、中国宣紙で、枯蓮のさまざまな状態の中に密かに含まれている、生命の存在を表現したいと思います。朽ちていく物質の中にある永遠性のようなもの、くりかえしの生命体の中にある共通したものは何なのか、何もないのか、あるとしたら、残るものは何なのか、意思だけが残るのか。 鉛筆画の方は、大作の合間に遊んだものですが、くりかえし鉛筆で画面をパッチワークのように埋めて、その上を白鉛で消し、また上に鉛筆でくまなく埋める事を繰り返していくうちに浮かんでくる型をとらえる。何かわからないものが出てくるのがおもしろい。 正木康子(まさき やすこ)
1947年 山口県下関生まれ、京都 佛教大学文学部史学科卒業。中国・杭州 中国美術学院 短期留学。現在、賈又福、李庚教授の指導を受ける。 個展: 1999年~2009年 現代画廊(大阪)、2006年  文藝春秋画廊(東京) グループ展: 2004年 「雪舟墨彩画ビエンナーレ」(岡山)・「墨画トリエンナーレ富山2004」(富山)、2007年 「現代水墨作家展2007」(東京)、2008年 「現代水墨作家展2008」(東京)、2009年 「現代水墨作家展2009」(東京)・「現代の水墨画2009」富山水墨美術館、「現代の水墨画2009」練馬区美術館 受賞: 2004年 雪舟墨画ビエンナーレ入選、墨画トリエンナーレ 入選 ※全文提供: ASK? art space kimura

最終更新 2010年 2月 15日
 

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