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石場文子:house
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2013年 7月 29日

石場文子:house

KUNST ARZT では、石場文子の個展を開催します。石場文子は、日常生活で目にするなんでもない風景やモノをモチーフに“見ることの楽しさ”を感じさせてくれるアーティストです。街なかの縞模様をリサーチした連作「日常でみる縞(2013)」、傘を実物大で版画にすることによって、形、大きさ、色、文様を改めて認識させる連作「かさ(2013)」。これらは、生活・環境デザインへの新しい観点の提示のみならず、慣れによって認識できなくなっているポップさやキッチュさをも内包した、現代日本文化の一断面を映し出しています。また「つながる(2010)」は、雑多に山積みされた日用品の中に、注意深くよく見ると、階段やトンネルがあちらこちらに存在しており、それらを発見した鑑賞者には、その先の道が開かれているというものです。ご注目頂ければ幸いです。

[作家コメント]
ふだん何気なく過ごしている日常の中にはたくさんのものが隠れていて、それは大きなことに限らず、些細なものでもなんでも、視点を変えたり、もっとよく観察したりするだけで、なにかしら発見があると思っています。そして、その発見に必要なのが「みる」という行為です。「みる」ということを意識するだけで新たな発見がたくさんありました。なにかをみつけた時のちょっとうれしい気持ちや、そのものに対して思った気持ちを大切にしていきたいと考えています。

[作家プロフィール]
石場文子
1991 兵庫県出身
現在 京都嵯峨芸術大学 芸術学部 造形学科 版画分野 在籍
2010 「七つの展示」京都嵯峨芸術大学有響館
2013 「oneroom」京都嵯峨芸術大学クラブボックス

全文提供:KUNST ARZT


会期:2013年10月1日(火)~2013年10月6日(日)
時間:12:00 - 19:00
休日:月
会場:KUNST ARZT

最終更新 2013年 10月 01日
 

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