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菊地教彦:雨の匂い
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 5月 13日

 

見慣れた光景に常在する言語化出来ない曖昧さの中の一つに匂いは必ず存在している。
しかし果たして花から放たれる香しい匂いの様に成分/物質としての「雨の匂い」が世の中に存在し得るのかと問われればその答えはノーだ。人間は視覚から神経を経由して匂いと称する感覚を生成する能力がある。写真というメディアのアドバンテージはそこにあると考えている。映像や絵画、立体は情報が多すぎたり少なすぎたりして僕には匂いがわからない。
時間軸上に無造作に置き去りにされ閉じ込められた現在性からその曖昧な匂いを感じてほしい。 僕は匂いが好きだ。

[作家プロフィール]
菊地教彦

1990年 青森県弘前市生まれ
2011年 日本大学卒業
2013年 東京ビジュアルアーツ写真学科夜間部在学中


全文提供:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
会期:2013年6月18日(火)~2013年6月23日(日)
時間:12:00 - 19:00
休日:月
会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
最終更新 2013年 6月 18日
 

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