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鎌田祥平:Collection
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 21日

Copyright © Shohei Kamada
画像提供:GALLERY ARTISLONG

作家コメント
ー人間が抱く物質の存在ー 我々は自然のもの、自然からつくり出された人工のものなど、あらゆる「物」の中で生活しています。
それらの物は人間の定めた価値、基準により博物館や美術館に収集されコレクションとして展示され る事もあります。ほかにも精神的なイメージの象徴として使われる物もあります。

そこで私はそのような精神的存在又は科学的な存在としての物質に注目しまし、それを芸術という 思考により表現できないかと考えました。

物質に宿る精神的なイメージを封入した作品や、本来の姿とはズレた角度から物を見る事により、 物を超え物質を意識させる作品を作りました。

このような制作を通して「物質と人間の新たな関係」の可能性を提示してみたいと思います。

鎌田 祥平/ KAMADA Shohei
1979 京都に生まれる
2004 京都精華大学大学院芸術研究科立体造形専攻修了
2007 京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程所定単位修了退学

個展
2002 石 ギャラリー恵風/京都
2006 Stone Collection JARFO/京都
2008 Collection 石峰寺/京都
2009 Collection ART SPACE HYO/京都
Collection ARTISLONG/京都

グループ展
2002 ART-UNIV[大学コンソーシアム/京都]
2003 Marmara[石彫シンポジウム/トルコ]
2005
Plein Ai[r 石彫シンポジウム/ドイツ]
掌展[ユニグラバス銀座館/東京]
主張テン[ アーティスロング/京都]
2006
ART-RAINBOR[ ロストック市美術館/ドイツ]
京展[京都市美術館/京都]
西宮市展 西宮市展賞
2007
京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞
4 人展[ MUOMACHI ART COURT/京都]
4 人展[ Cafe RONTGEN/ドイツ]
日本[ Gallery Bad Doberan/ドイツ]
日本ードイツ[ KUNSTHALLE Kuhlungsborn/ドイツ]
2010
4 回なうふ坂アートフェア[ギャラリーなうふ/岐阜]
平展[元立誠小学校/京都]
Conver[t ARTISLONG/京都]
2011 5 回なうふ坂アートフェア[なうふ現代/岐阜]

※全文提供: GALLERY ARTISLONG


会期: 2011年4月26日(火)-2011年5月8日(日)
会場: GALLERY ARTISLONG

最終更新 2011年 4月 26日
 

編集部ノート    執筆:平田 剛志


画像提供:GALLERY ARTISLONG

会場に入ると天井まで届きそうな高さの大きく白い岩が現われる。石膏でできたその岩には、しめ縄が巻かれており、岩全体にはアンモナイト、仏像やギリシャの石膏像などが埋め込まれている。まるで掘り出されるのを待っている彫刻の岩塊のようだ。

メダルド・ロッソの彫刻では、溶岩状の形態に対象が融合している「塊彫刻」とも呼ばれる作品がある。彫刻における物質性とイメージ性の境界が造形化された作品だが、鎌田の作品もまた彫刻におけるイメージの出現を問う試みとして興味深い。


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