北口広美:時明り |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 11月 08日 |
今回展示する作品は、冬の終わり、春の訪れの予感がする頃、雨上がりのひと時の光景を手がかりに制作しました。 光が現れ、また消滅する。そして、歩いていく自分の視点や認識の度合いによって光景が変容する。そうした日常の体験がきっかけとなっています。 平面として表すときには、画面の奥へ、と同時に画面より前へと空間が広がるようなイメージを持ち、地と図という関係ではなく全てが一体となって、その時に取り囲まれた空間や光の感触そのものをつかまえたいと考えています。 そのような想いと、絵具という物質自体が作るリズムや肌触りが合わさりながら、ただ、何か光の痕跡のようなものが残ることを夢見ながら制作を続けているところです。 北口広美 ※全文提供: ASK? art space kimura 会期: 2010年11月8日(月)-2010年11月13日(土)11:30 - 19:00(最終日17:00まで) |
最終更新 2010年 11月 08日 |