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矢津吉隆:ブリコルールの器
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 9月 06日

画像提供:アートスペース虹|Copyright © Yoshitaka Yazu

「京都アートマップ」及び「美術遊歩Part 2京都の画廊と京都芸大の作家達」
京都市立芸術大学創立130周年記念事業 参加企画

絵の中の人物は平面の側に立つ限り、立方体の奥行きを知ることはできません。 私たち人間が感じることのできる世界はこの世界のほんの一端でしかなく、大部分は認識の外側に位置しています。ただ、知覚可能な世界の幅 は一定ではなく変化し、その幅によって見えないはずのものが見えたり、逆に見えるはずのものが見えなかったりするのかもしれません。 日常の知覚の外側からのアプローチは人間の想像力(死を想うこと)を媒介して神や幽霊、妖怪を生み出しました。 曇りガラス一枚を隔てて“こちら”と“あちら”はシルエットを浮かばせるように緩やかに関係しています。 祈ることや祀ること、そして作品をつくることはその曇りガラスを研磨しより向こう側を覗こうとする行為かもしれません。
-矢津吉隆

矢津吉隆
1980  大阪府生まれ
2004 京都市立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業

個展
2007 宇宙 儀式 家(アートスペース虹/京都)
2008 Holy and Common(TSCA /千葉)
THE CORONA(アートスペース虹/京都)
離脱スル庭(gallery maronie /京都)

グループ展
2008 Market Trace 2008(ART TRACE GALLERY /東京)
Curator's Eye 2008(gallery maronie /京都)
2009  わくわくJOBAN・KASHIWA プロジェクト(柏市街/千葉)
ある風景の中に -in a landscape-( 京都芸術センター/京都)
矢津吉隆 × 山下耕平 ヨルヤマ -night watching-(Antenna AAS /京都)
2010  第13回岡本太郎記念現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館/神奈川)
京芸Transmit Program #1「きょう・せい」(京都市立芸術大学ギャラリー/京都)
BIWAKOビエンナーレ2 010(近江八幡市/滋賀)

全文提供: アートスペース虹


会期:2010年10月26日(火)-11月7日(日)

最終更新 2010年 10月 26日
 

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