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榎倉康二:予兆としての“絵画”
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 17日

画像提供:Ohshima Fine Art|Copyright © Koji ENOKURA

没後15年を機に、榎倉康二の油滲みの6点組の大作「干渉率」を中心に、いわゆる「もの」派とは違う視点からの考察の可能性を試みるつもりです。

粟田大輔テキスト冒頭
《干渉率B(空間に)》は1978年の作品(6点組)である。廃油による鉛面の痕が押し付けられ、まわりにしみが広がっているこの作品で、榎倉は支持体としてキャンバスを用いている。つまり、鉛の塊によるキャンバスへの介入がなされているのだが、1970年の「人間と物質」展でのインスタレーションをはじめ、伝統的な絵画からの逸脱に向かっていた榎倉において、こうしたキャンバスへの回帰はいかなる意味をもつのか。

※全文提供: Ohshima Fine Art


会期: 2010年5月22日-2010年6月26日

最終更新 2010年 5月 22日
 

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