「森の中の樹木は、あたかも確固たる意志を持っているかのように日光を求め、周りの木々と競合しながら森を形成し続けている。自然の力を宿した植物は、我々に豊かさを与えてくれる。そんな植物からなる紙の段ボールで作品を制作している私は、自然の中の動植物や微生物などのネットワークを感じながら、自身を森の一部と見立て、自然との同化を試みる。」（2021 横谷研二）

横谷研二は、長年にわたり段ボールという素材を精妙な空間造形へと変身させる作品を探求しています。段ボール内部の波型が外面へと変換され、その新たな面を組み合わせてできる四角柱が林立すると、それぞれが互いに干渉しあいながら生み出す陰影は、私たちを瞑想の時間へと誘います。

全文提供：Gallery K

会期：2021年5月31日(月)　〜 2021年6月5日(土)
時間：11:30〜18:30　土曜日〜17:00
休日：日曜日
会場：Gallery K