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MY duo 2014
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 7月 17日

増田有美 「Thumbelina1]

小林万理子「森の住民」

duoは二重奏の意味で、画廊側がこの2人を組ませたら面白い展示になりそう、 良いハーモニーを奏でてくれるかもしれない、と企画した展覧会です。 小林さんは綿布、ウール、毛糸、染料、刺繍等を使って作品を創ります。 今回はより複雑に素材が組み合わされ、観る目を引きつけます。 最近気になるテーマを取り上げて、楽しみながら作品が出来上がって行きます。 「私にとって作品制作は、仲の良い友達と会話をすることと似ている。繰り返される日常の中で、 自分の意識に引っかかった事柄について持ち寄り、楽しく真剣に議論する。そんな時間がすごく好きだ。 制作においては、友達の代わりに様々な色や素材が私の相手をしてくれる。 そうして出来上がった作品は最初のイメージとは少し違った形をして、違った風景を私に見せてくれる。」という小林さん。 テキスタイルの分野をアートとしてお楽しみいただけます。 自然、動物、何気ない日常品が増田さんの頭の中で、自由に構成され作品になっていきます。 それぞれ無関係のものが画面上に置かれることにより、そこに新たなストーリーが生まれます。 色鉛筆に加え、今回は100号の油彩も展示されています。 2人のハーモニーを楽しんでいただけたらと思います。

[作家コメント]
私にとって作品制作は、仲の良い友達と会話をすることと似ている。
繰り返される日常の中で、自分の意識に引っかかった事柄について持ち寄り、楽しく真剣に議論する。
そんな時間がすごく好きだ。
制作においては、友達の代わりに様々な色や素材が私の相手をしてくれる。
そうして出来上がった作品は最初のイメージとは少し違った形をして、違った風景を私に見せてくれる。
「先日奈良にいったんだけど、奈良では鹿は神聖な生物として保護され愛されていたよ。でも今、鹿を含め増えすぎた野生動物は害獣と呼ばれ、日本中の森で食害が問題になっているんだって。どう思う?」
最近気になるそんなテーマで、楽しく真剣に議論して、作品が生まれてきました。
(小林万里子)


「非日常への扉となる花々」
ふだん道を歩いているとさまざまな花に目を奪われます。
庭先で丁寧に育てられ華やかに咲いている花もあれば、道端に人知れず健気に咲いている花もあります。
どんな花にもそれぞれの美しさがあります。
その美しさを見逃さず丁寧に観察し、描いているうちに様々な想像が膨らみました。
春から夏にかけて色とりどりに咲いていく花たちが開けた非日常への扉を一緒に開けてみてください。(増田有美)


全文提供:Shonandai MY Gallery
会期:2014年7月16日(水)~2014年7月27日(日)
時間:12:00ー19:00(最終日17:00まで)
休日:7.21(Mon),22(Tue)
会場:Shonandai MY Gallery
最終更新 2014年 7月 16日
 

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