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オ・スジン:Reflection People
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 09日

画像提供:Yoshiaki Inoue Gallery
Copyright © Oh Su Jin

韓国の名門、弘益大学を2009年に卒業した若い画家、オ・スジンの肖像画は現代的なクローズアップの顔を描いているが、アメリカ現代美術やドイツ写真とはひと味違った独自な視点を感じさせる。

オ・スジンのモチーフとなる人物は、インターネットや雑誌から選び出され、本人とは何ら関係のない人たちと聞く。オ・スジンは語る「私は実際には彼らを知らず、彼らも私を知らない。私たちの間にはマスメディアだけが存在する。だから私の絵は非常に軽い」と。また「私の絵はどんな問題意識を持って出発しない。

私の興味を引くとか主要関心事、または強烈なイメージで始まる。それでも問題意識を持つことができるのは、それが本来の位置から絵に移してきたからではないかと思う。これはリチャード・プリンスの再撮影技法が持っている力ともにていると思う。」と自己分析してみせる。

時代の顔を選び取り表現するオ・スジンのまなざしは、驚異的な技術に裏打ちされた描く力と表現力を持ち、観る者を唸らせるのに充分な説得力を持って迫ってくる。
(加藤義夫/OhSuJinカタログより)

※全文提供: Yoshiaki Inoue Gallery


会期: 2011年3月11日(金)-2011年3月30日(水)
会場: Yoshiaki Inoue Gallery
オープニング・レセプション: 2011年3月11日(金)18:00 -

最終更新 2011年 3月 11日
 

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