画家・内海信彦の率いる「腿テント」は2010年の旗揚げ以来、画廊空間を舞台として、演劇と美術を相互に越境させることにより、ともすれば専門化した方法論の中に閉ざされていきがちな絵画を肉体の息吹によって蘇生させ、生命力の解放と思想表現の能力を甦らせるべく活動しています。

今回の演目は「百夜の狂宴」。遥か遠い始源の時代、ヴェゼール渓谷（Vézère Valley）の険しい石灰洞窟、人間たちはそこに生命の姿を顕現させ、絵具を吹き付けて手形を残すことで、自らの生きた痕跡を遠い未来に向けて残していった。そして四万年後の今、世界の破壊とともに芸術は臨終の夜を迎えている。私たちは再び洞窟へと戻り、その葬送の狂宴を開こうではないか・・・

全文提供：Gallery K

会期：2018年5月21日(月)　〜 2018年5月26日(土)
時間：11:30～19:00　土曜日～17:00
休日：日曜日
会場：Gallery K