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松本真一展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 5月 27日

《眺》2015年作品

松本真一は、特定秘密保護法案の国会審議で見られた文書の「黒塗り」それ自体が圧倒的な存在感ももち、何かがここにあったという記憶を強烈に示していることに惹き付けられたと言います。この黒い塊こそが、曖昧だとされる日本語で日々思考しながらも、言葉で伝えられないものを表現しようとする美術という行為、その矛盾と屈折の痕跡なのではないかと。
思考が積み重なり、意味が焼け落ちた後の焦げ後のように洗われる黒い何か。松本の画面におけるそれは、それは意味を超えた実体のようなものとして、不思議に観るものに迫って来ます。

http://homepage3.nifty.com/galleryk

全文提供:Gallery K


会期:2016年5月30日(月) 〜 2016年6月4日(土)
時間:11:30-19:00(土曜日は17:00まで)
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2016年 5月 30日
 

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