青木美歌:animagraphy |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 9月 13日 |
「目に見えなくても確かにそこに存在するもの」を垣間見せる繊細なガラスの異世界 SICF11のグランプリ受賞者、青木美歌の個展。 青木美歌は、粘菌やバクテリア、ウィルスをモチーフにした繊細なガラスのインスタレーションを発表してきました。自由に伸び、ゆるやかにうねって螺旋を描き、まるで息づいているかのような有機的な表情をもつガラスの生命体は、静かに私たちに語りかけ、人と人との間に存在する感情の流れや記憶の蓄積、生命のゆらぎなど「私たちの目には映らなくても確かにそこにあるもの」の存在に気付かせてくれます。 10月に開催される『animagraphy』展では、青山の街そのものを題材に大掛かりなガラスのインスタレーションを展開します。人が環境の影響を受けてその人格を形成していくように、行き交う人々やその想いを吸収して形作られます。青山通りに面したガラス張りの展示スペースであるショウケースの特徴を最大限に利用し、青山という街の生命活動を表現します。 青木美歌(あおき みか) ※全文提供: スパイラル 会期: 2010年10月28日(木)-2010年10月31日(日) |
最終更新 2010年 10月 28日 |