髙木 雛 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2016年 10月 11日 |
海辺の街、神奈川県葉山に生まれ育った髙木雛は、生家の箪笥の奥に仕舞い込まれた春画と写真と遺言から、自らを生み出して来た血筋というものに想像の触手を伸ばしはじめました。人が生まれるのに二人の血が必要であるならば、その繋がりは無限にひろがっていくはず。「私」。それはどこから来て、どこへ行くのか。無数の「私」という存在を生み出しては飲み込むこの「世界」の茫洋としたひろがり、あらがうことのできない流れ、そこに「私」浮かんでいる。そう、水母(くらげ)のように。水母が海の中で過ごした10億年。そして生家の遺物が語る100年。ふたすじの歴史をよりあわせるように表現の旅が始まります。「水母の触手が春画を描く。」 http://galleryk.la.coocan.jp/全文提供:Gallery K 会期:2016年10月17日(月) 〜 2016年10月22日(土) |
最終更新 2016年 10月 17日 |