宮田徹也氏（美術批評・日本近代美術思想史研究）が企画する、二人の絵画作家による展覧会です。

日常の出来事や過ごした時間が長い時間をかけて自身の中に浸透し、やがて細部や手触りのようなリアリティが削ぎ落とされ、あらためて浮かび上がる心象を描く柏田彩子（Kashiwada Saiko）。
かつてある場所に存在した自身の生命、その中にある自然、経験した印象や感覚を風景画として表現することで、自己の内面、精神性を深く掘り下げる絵画を追求する髙栁麻美子（Takayanagi Mamiko）

「窒息しそうな夜に、過去と未来を含めた人の心を、融和する作品を、描き続ける二人がいる。心が折れそうな朝に、その作品群を思い出す。そうだ、充分気を付けて、逢いに行こう。それがF・サガンか、P・エリュアールかは今はどうでもいいことだ。」　宮田徹也

全文提供：Gallery K

会期：2022年4月18日(月)　〜 2022年4月23日(土)
時間：11:30～18:30　土曜日～17:00
休日：日曜日
会場：Gallery K